ゲスな女が愛される
ゲスな女が、愛される。-あっという間に思い通りの恋愛ができる!
- 作者: 心屋仁之助
- 出版社/メーカー: 廣済堂出版
- 発売日: 2015/08/13
- メディア: 単行本
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恋愛がうまくいかないと、こういう本に手を出してしまう。
彼からのメールを待つ時間は本当に苦しい。
「もうきっと来ないだろう」なんて考えながら、
でも諦められないから何度も確認してしまう。
こういう思考回路が嫌なんだ。
きっと向こうは、私のことなんてそれほど考えてなくて、
メールの返信をただし忘れてるだけ。
でも、結局し忘れる程度の存在なんだ。
この本を読むと、恋愛依存な人、相手への執着心を拭い去れない人(私)は少し心が落ち着きます。
この本は、恋愛がうまくいくためのハウツー本ではなく、自分の心の持ち方・考え方について提案してくれる本です。
「足し算の女」と「引き算の女」が話に出てきます。
足し算の女は、自分にはいろいろなものが足りないから、
いろんなことを頑張って彼に愛されようとする。
嫌われるのは、自分に何かが足りないから。
それを補わないと愛されないと思っているから、
外見に気を遣ったり、彼の前では気の利く女子としてふるまったりする。
でもそんな足し算の女は、男子からしたら怖いから、
大体逃げられる。
引き算の女は、自分が価値のある存在だってわかっているから、
なにも足さない。ありのままの姿で過ごしている。
異性の目を気にして媚びるような態度や服装はしない。
わりと自分の本心に忠実に、ときには周りからわがままに見えるかもしれないけど、自分に正直に生きている。
そういう女に、男は寄ってくるのだと。
私は自分に自信がないから、
この本を読んで、もっと自分中心で生きようと思った。
もっと自分のありのままの姿を受け入れて、それを隠さずに生きられるようになりたいと思った。
好きな男性の前では、つい嫌われたくないから自分を隠してしまう。
でも、それで付き合えたとしても自分は疲れるだけだし、
それで付き合えなかったとしても彼の前の私は本当の私じゃないわけだし。
結局、本当の自分の姿で彼の前に立たなければ意味がないのかなと思ったり。
(本当の自分ってだれ?なに?って感じだけど。)
とりあえず、彼と付き合えなかったことは残念だけど、
それは私の価値が低いからじゃないんだと、そう自分に言い聞かせた。
でも、自分本位に生きるのはなかなか難しい。
私はとても恵まれてると思っている。
自分の就きたい職について、ちゃんとお給料がもらえるし、貯金もできてるし、
有給とって海外旅行にだって行ける。土日祝日は基本休みだし、職場の人たちも魅力的で成長できる場所だと思う。
住む家があって、食べ物を買えて、友達がいて、余暇を楽しむ時間があって。
とっても幸せ。
でも、この虚無感はなに?
自分は一人ぼっちだと思う時がある。
自分は無価値な存在だと思う時がある。
お腹がすいても食べたいものがない。食べてもおいしくない。
休みがあっても行きたいところがない。やりたいことがない。
人ってどんな環境にいても不幸を見つけることができる。
人ってどんな環境にいても幸せを見つけることができる。
そういう才能を持った生き物だって米原万里さんは言っていたけども。
つまりはそういうことなのか。
ただたんにそういうことなのね。
この虚無感をなくしてくれるのは、恋人だと、パートナーだと、
思ってしまう。そして恋愛依存になるという(悪循環)。
不思議。
遺伝子のせいなのかな。
最近の私はとにかく、子どもがほしい。
母親になりたい。
わりと、今までの人生やりたいことやってきた。
たくさん楽しく過ごしてきた。
残りの人生は、子どもを育てることに奮闘したいなと思う。
子育てって自分の時間奪われるっていうけど、
最近の私は自分の時間を子どもに費やして忙しく過ごしていたいと思う。
ないものねだりだなあ。
父親に、
「今の日本は子育てをするのによい環境とは言い難い。なのに子どもを産むのは親のエゴではないか。生まれた子供はかわいそうだ。」
という話をしたことがあった。
父親は
「親のエゴではなくて、遺伝子のエゴだね。」
私の遺伝子にもそのエゴが組み込まれてる。子育てしながら仕事するのは大変だとわかっていても、子どもがほしい。育てたい。
そういう相手を見つけなきゃと本能レベルで思っている。
だから私はこれからも本能にしがたい、その相手を探すと思う。
でも、どうなんだろ?
自分の幸せをだれかに依存するのってどうなんだろ?
自分一人で完結できない。
それは遺伝子のエゴだから仕方がない。
でも恋愛に依存してはいけない。
矛盾してない?笑